Q.これまでの仕事でやりがいを感じたことは?
お客様から「あなたが担当でよかった!」というお言葉をいただいたことです。担当販売員としてお客様の一番近くで接客をする中で、お客様に満足度の高いお買い物をしていただくためには、信頼関係を築くことが必要不可欠です。お客様に適した商品をご提案するのはもちろん、購入時の高揚感や納品時の納得感、着用時の満足感をお客様と共有することで、ただの「販売員」からお客様にとって特別な「担当販売員」になれるのではないかと考えます。店長となりお客様の担当販売員を外れた後も、ご着用の様子をお知らせくださるお客様がいることに幸せを感じています。
Q.現在の業務で苦労していることはありますか?
店長業務全般です。店長は、店舗がより良いものとなるよう、常に現状を把握し、課題解決のために先を見据えた行動をしなくてはいけません。実際に店頭に立ち、お客様やスタッフの声を聞き、また数値による分析を行えば、改善すべき課題が山のように現れます。しかし、目の前の課題を解決しながら、その一方で日々滞りなく運営できるよう俯瞰した視点も持ち合わせなくてはいけません。店長になり数カ月、慣れない業務の中で、ついつい目の前のことに集中してしまいますが、明確な目標とその達成のための道筋を常に頭におけるよう、心がけていきたいです。
Q.今後のキャリアビジョンはありますか?
何歳になっても着物に関する仕事を続けていたいです。入社以来、着物の知識が豊富な頼れるベテラン店長や70歳を超えても現役のスーパー販売員、常に素敵な着姿でお客様の憧れとなる着物アドバイザーなど、多くの先輩社員がお客様を笑顔にする様子を間近に見てきました。何十年と着物業界に身を置き、様々な経験に裏打ちされた確かな提案力は、私の目標です。自分がベテランと呼ばれる年齢になった時、着物業界に足を踏み入れた若人に希望を与えられるよう、まずは店長として経験を積み、成果を上げたいです。
Q.就職活動をしている学生にメッセージを。
私の場合、大学で日本服飾史を専攻していたこともあり、着物を扱う企業ばかり受けていました。同じ業界内であっても企業の理念や雰囲気は様々で、選考を進める中でそれらを肌で感じることができたのは貴重な機会でした。中でも二葉屋の「若いうちから挑戦できる風土」は、着物店に格式高いイメージを持っていた当時の私にとって、とても新鮮に感じました。入社後、実際に2年目で店長を任せていただき、お客様に「若いね~!」と驚かれることも多いですが、大いに挑戦できる場で楽しく仕事ができています。
Q.プライベートの過ごし方は?
大河ドラマに熱中しています。今年の作品はもちろん、過去の作品も休日に一気見しています。理解を深めるために源氏物語を読んだり、日本史をおさらいしたりもしました。誰を主人公にするかによって、歴史の見え方が変わってくることが面白いです。また、時代考証がなされた衣装を見ることも興味深く、お客様とのお話しの中で話題に上がる事もしばしばです。
Q.現在の業務を教えてください。
店舗で5年の店長経験を積み、今は本部 人事総務課のマネージャーをしています。店長時代は一つの店舗をマネジメントする立場でしたが、今は会社全体に関わるマネジメントの仕事も増えてきました。管理をする立場として、上から押さえつけるのではなく、自分から歩み寄る、ということは店長時代から気を付けていることです。営業店と本部の間に立つ今は、板挟みになって上手くいかないことも多々ありますが、店長経験を経て両者の思いがわかる自分だからこそ、社員全員がより気持ちよく働けるような環境作りができるよう毎日奮闘しています。
Q.仕事のやりがいはありますか?
店長時代、大きな着物のイベントがあり、その特別感をどうやったらお客様に上手く伝えられるか考え、「お客様に直接会って説明しよう!」と思いつきました。お会いした結果、いつも以上に多くのお客様にお越しいただくことができ、「素敵な会に呼んでくれてありがとう!」という言葉をいただいた時はすごく嬉しかったですね。結果的にそのイベントでは歴代一位の実績を達成することが出来ました。店長にしても、現在の本部マネージャーにしても、大きな仕事を若いうちから任せてもらえ、自分で工夫したことによって結果を実感できるのはやりがいを感じます。
Q.一言でこの会社を表すと?
一言で言うと、「やってやろう!」という気持ちにさせてくれる会社です。実は入社当初、同期よりも一歩遅れて悔しい思いをしたことがあったんですが、自分の場合、「次は負けない!」と、逆に仕事への原動力になりました。そして、店長を任せてもらえるという話が来たときは「チャンスがきた!楽しみだ!」と、プレッシャーを感じるような仕事でも大きなモチベーションで挑むことができたんです。それも、“挑戦する若手社員をサポートしよう”という会社の風土を感じられたからだと思います。今は自分がサポートする側の仕事も増えたので、社員全員の「やってやろう!」という気持ちを引き出せるような存在になりたいです。
Q.就職活動をしている学生にメッセージを。
私の場合、業種は絞らず「スキルアップできる会社」という軸を決めて就職活動をしました。「軸を決める」というのは就活をされている皆さんなら聞き飽きた言葉かもしれませんが、やはり今の時期にしっかり自分と向き合って、自分の譲れない条件やなりたい将来像を決めることは大切だと思います。そうすることで入社後のミスマッチはなくせるんじゃないでしょうか。入社後、後悔をしないよう、色々な企業を検討した上で自分に合った一社を決めていただきたいです。
Q.プライベートの過ごし方は?
この会社に入社してからは全国各地を訪れる機会があり、新しい地に行くたび、その土地の山に登ってきました。この写真は新潟本社の近くにある「坂戸山」に登った時に撮影したものです。登り始めは辛いですが、登り切った後に見える景色の美しさ、空気のおいしさ、非日常感が味わえるのはとても気持ちが良いですね。忙しい日常から切り離され一度リセットされることで、明日からも頑張ろう!とやる気も湧いてきます。私が仕事に全力で打ち込める秘訣は、その分思いっきりリフレッシュすることです!